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27.色深度3D教材 気象衛星雲画像

(1)色深度3D教材 気象衛星雲画像

 クロマデプス(中村理科工業で販売 商品名「3Dめがね」)は,色によって
  見える距離が異なるように工夫されためがねです。(赤が手前に見える。)
 気象衛星から撮影された赤外画像に写っている雲は,赤外線の放射強度をとら
  えて反転しているので,雲頂高度が高い(温度が低い)雲ほど輝度が強く,雲頂
  高度が低い(温度が高い)雲ほど輝度が弱い,という3次元情報をもっています。
 そこで,輝度が強い部分について赤色の成分を強く,輝度が低い部分について
  青の成分を強くする,という画像処理を施すと,クロマデプスで雲画像を立体的
  に見ることができるようになります。
 
(2)色深度3D教材 気象衛星雲画像 スライドショー
 
 このように立体的に見えるようにした雲画像をスライドショーで見ると,立体
  的な雲の動きを見ることができます。
 たとえば,台風の雲が周囲から収束しながら高度を増していく様子や,積乱雲
  クラスター(積乱雲群)が発達するにつれて雲頂高度が高くなる様子が見られま
  す。
 ここでは,高知大学気象情報頁で公開されている画像に処理を施しました。
 2001年9月8〜9日の画像で,2つの台風の立体的な動きや,積乱雲クラスターの
  発達のようすを立体的にご覧下さい。
  なお,気象衛星画像は,高知大学気象情報頁,天気図はHBC専門天気図のも
 のを利用して作成しています。
 
スライドショーを見る