101.光の性質1−色の合成−

(1)光の三原色
 光にはいろいろな色がありますが、赤(RED:R)・緑(GREEN:G)・青(BLUE:B)の3つを合成す
 ることであらゆる色をつくることができます。

(2)三原色の合成の実験 
 @3つの発光ダイオード(R・G・B)を正三角形に配置し、できるだけ同じ明るさにする。
    (実験映像の光源装置は、H16三重県総合教育センター「物理研修」で製作実習したときの
     もの。徳島県総合教育センターの「光学習キット」を参考にしている。)
 A正三角形のスリットを置く。
 Bスクリーンを置く。ここでは、乳白色の半透明プラスチック板をスクリーンとして使い、どちら側
  からでも観察できるようにしている。

  

  

  <詳しい説明はこちら(PDF)>


(3)ヒトの色覚  生物が色を識別できるのは、網膜に三原色に反応する3種類の視物質を持っている必要があります。  魚類などの古い生物はこれらの視物質を持っているが、哺乳類は進化の歴史の中で、当初、恐竜から  逃げるような夜行性の動物であったため、ほとんどの哺乳類は視物質を2種類しか持っていません。  ヒトにかなり近いところまで進化してきて、3種類の視物質を獲得しました。 (4)ブラウン管や液晶の画面  カラー画像の表示は、RGBがセットになって一つの画素となっています。  ルーペで画面を拡大するとよくわかります。 実験映像を見る