102.光の性質2−偏光−

(1)偏光とは
  光は電界や磁界の振動方向が進行方向と垂直な「横波」で、自然光ではその振動方
 向はランダムになっています。そのため、自然光を偏光板に通すと、特定の振動方向
 の光だけになります。

(2)クロスニコル
  2枚の偏光板を直交で重ねた状態が、偏光顕微鏡のクロスニコルです。
  この状態で、複屈折の性質を持つ物質を2枚の偏光板の間に入れると、美しい干渉
 色が見られます(偏光干渉)。セロハンテープや鉱物薄片などで見られます。
  偏光顕微鏡で鉱物の種類を見分けるための方法の一つです。



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