110.鉱物の顕微鏡による観察1 −観察用教具の工夫−
(1)使いやすい簡易高倍率ルーペ −ボトルーペ−
(三重大学教育学部 後藤太一郎先生 考案)
約200円でできる、ネガチェック用のフィルムルーペと同じ構造のルーペです。
対象物に押しつけて使うためにピントを合わせる手の動きが必要なく、手ぶれがない
ために長時間じっくりと見ることができ、そのため手持ちで使うルーペよりも細部まで
観察できます。また、側面が透明なので、対象物に外光が十分あたり、明るく観察でき
ます。なお、焦点距離が100mm程度の凸レンズでボトルーペを2個作ると、立体写真の
ビューアとして最適です。
材料 直径23mm・焦点距離50mm程度の凸レンズ(※)
炭酸用ペットボトル(コカコーラが最良)
製作方法
@ きり・リーマーなどで、キャップに大きな穴をあける。
A ペットボトルの上部を焦点距離(実際にのぞいてルーペとしてよく見える距離)の
長さに切り取る。
B キャップとボトルの間に凸レンズをはさんでねじこみ、完成。
(※)凸レンズの入手について(例)
・ケニス(φ24mm fl 65mm)
・成巳光学(φ24mm fl 65mm)
・100円ショップ プチ双眼鏡の対物レンズ(2枚重ねて使用)
(2)顕微鏡撮影用アダプターの自作とトランスミッターの活用
顕微鏡の観察映像をデジカメやビデオカメラで撮影するために、コリメート撮影用の
アダプターを厚紙で作ってみましょう。ビデオカメラのズーム機能を使って無段階に倍
率を変えることもできます。ビデオカメラの映像は、モニターに出力したり、さらには
トランスミッター(※)を使って無線でテレビに映すようにしたりすると、一人ひとり
の観察映像を教室全体で共有することが可能となります。
(※ 例 UHFトランスミッタ : オーム電機 商品名「ミニ放送局CHANNEL14/15」)
(3)マクロ撮影用USBカメラ
複数台のパソコンやパソコン接続のプロジェクターを実験室に設置している場合には、
安価で購入できるUSBカメラのレンズ前面に焦点距離の短いルーペを取り付けて、近
接拡大撮影の映像を教室全体で共有する方法が便利です。