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126.ストロボアニメーションのソフト

 物理の運動の実験等でよく用いられてきたストロボ写真は、実験をしているときにリアルタイムで見ることが
困難でした。近年、デジタルビデオカメラやパソコンの普及で、簡単に運動の様子を動画にすることができるよ
うになり、ディスプレーで見せることが容易になってきました。ビデオで撮影した動画を1枚1枚のフレームに
分解して、それを重ね合わせることによってパソコンでストロボ写真を作ることが出来ます。この方法を用いれ
ば、生徒の前で実験しながらその様子をビデオ撮影し、直後に動画を見せるとともにストロボ写真を見せること
が出来ます。高感度CCDカメラを使って流星をビデオ撮影し、それをストロボ写真にすることも出来ます。


 圧縮ファイルをダウンロードし、解凍すると、次のファイルがあります。
 ◎strobe.exe  ;インストールエクゼファイル
 ◎Sstrobe.bmp ;重ね合わせのためのフレーム画像
 ◎Stest0.bmp ;BMP用フレーム画像
 ◎空中衝突.avi;練習用デモファイル
 その他にもファイルがありますが、直接扱うのは上記3つのファイルです。



(1)strobe.exeをインストールして下さい。(出来ればフォルダを作り、その中にインストールすると、
  後の作業がしやすくなります。)
(2)作業したり、作ったストロボ写真を保存するフォルダにSstrobo.bmpとStest0.bmpを
  コピーして下さい。(上で作ったstrobe.exeの入っているフォルダが便利)

 これで準備が整いました。ストロボ写真にするビデオ画像は「*.avi」ファイルです。 
 このファイルは、1秒間に30フレームの画像があります。、それを1フレームずつに分解し、ビットマップに
 します。必要な部分だけを重ね合わせてストロボ写真にします。そのため、一時的にたくさんのビットマップ
 ファイルを指定したフォルダに保存することになります。また、必要な部分を探しやすくするため、画面に、
 90フレーム分のサムネイルが現れるようにしてあります。
  「*.avi」は、必ず、3秒以内のファイルにして下さい。(それ以上だと、時間もかかるし、
                                     動かなくなるおそれがあります。)

※さて、ストロボ写真を作りましょう。
(1)strobe.exeを立ち上げる。(fig.1)

(2)一番上の「AVIファイルからBMPを作成する」というボタン をクリックして下さい。

(3)ファイルを開くというダイアログボックスが現れますので、ストロボ写真にするAVIファイルを選びます。
 練習用に「空中衝突.avi」が入れてあります。(fig.2)

(4)AVIファイルを選ぶと、分解写真Sというダイアログボックスが 現れます。(fig.3)
  ここに、ドライブ名とSstrobe.bmpとStest0.bmpとをコピーしたフォルダ名を入力して下さい。
  そのフォルダにストロボ写真のファイルが保存されます。
  「OK」をクリックして下さい。
 ※途中でファイルが入り切らなくなったりしてエラーが出た場合、必ずtest1.bmp
 から一番大きな数字のbmpまでを削除して下さい。Sstrobe.bmpとStest0.bmpは消さないで下さい。

(5)最初のメニュー画面の「BMPの画像合成をする」と言うボタンをクリックして下さい。(fig.4)

(6)必要な部分の番号を入力して「ストロボ作成」のボタンをクリックすると「実行」というボタンが
  現れてきますので、それもクリックして下さい。

(7)しばらく時間がかかりますが、合成が始まります。終わったらメニューに戻ります。

(8)アニメーションを見ても良いし、次の「ストロボ写真に名前を付ける」に行って下さい。

(9)現在フォルダに保存されているのは、Sstrobe*.bmp(*は連番)です。
  次回にストロボ写真を作ると、同じ名前でファイルされるので必ず、名前を付けて下さい。
  名前の後に1番からの連番がついたファイルが出来ます。
  一番大きな数字のBMPファイルがストロボ写真です。自分なりのアニメーションを作るには
  フォトショップやGIFアニメ制作ソフトを利用して下さい。
  完全に処理が出来ると、不要なファイルはすべて消去されます。

 Sstrobe.bmpとStest0.bmpは消去せずにそのフォルダに残しておいて下さい。ファイル名に
 大文字のSが付いているのは、small の意味で、処理速度を速めるため画像ファイルを縮小
 しているためです。処理速度が遅く、ファイルが大きいが鮮明な画像が必要な方は連絡下さい。


 

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