134.木星による衛星イオの食

 木星には数多くの衛星があり、2003年3月現在で発見数は50個を超えています。
 その中で、小さな望遠鏡でも存在が簡単にわかるのが4個あり、発見者にちなんでガリレオ衛星と
呼ばれています。
 最も内側の軌道を回っているイオが軌道運動の途中で、木星本体の影に食される映像です。
 この現象そのものは珍しいものではないが、この食の時間間隔からレーマーが光速度を計算したこと
は有名です。

 映像は2005年1月3日の早朝4:57(JST)、イオの食を望遠鏡とビデオカメラを使用して記録したもので
す。
 4:56:02-4:59:21の約3分間の映像を10倍速で再生しています。
 中央にある木星本体の左側、右から順にイオ・エウロパ・ガニメデの各衛星が見えています。
  (カリストは視野範囲外、画像の上が南)。
 イオが徐々に食されていくようすを映像で観察しましょう。

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