214.星座の動き

(1)星座の動く速さ

 恒星は遠方にあるために、その動きは地球の公転の影響をうけず、地球の自転で決まります。
 23時間56分で1周するように見え、太陽よりも1日に4分だけ速く進みます。


(2)星座の動きを撮影するには

 恒星は明るいものではないので、家庭用ビデオカメラではほとんど映りません。
 そこで、少し高価な機材を使うことになりますが、高感度CCDカメラを利用して撮影することにな
ります。高感度CCDカメラはアナログ信号を出力するので、テレビモニターで容易に観察できます。


(3)星座の動きの微速度撮影

<準備物> 高感度CCDカメラ  三脚  ADコンバーター(映像のアナログ信号をデジタル信号に
変換するもの、デジタルビデオカメラで代用することが可能)  パソコン  接続ケーブル

<方法>
@ 高感度CCDカメラの映像出力端子からケーブルでデジタルビデオカメラに接続する。
A デジタルビデオカメラはビデオモードにし、カメラ設定などで、「A/V入力→DV出力」を「入」
にするような設定にする。
B デジタルビデオカメラとパソコンをIEEE1394接続する。
C 微速度撮影ソフトを起動し、高感度CCDカメラの明るさを調節をして、撮影する。

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さそり座 南の空 300倍速 天の川も映っています。


(4)星座の動きのストロボアニメーション

 ストロボアニメーションソフトを使って、恒星の軌跡を残す動画を作ることができます。


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