219.天体の高度・方位の測定

(1)天体の高度・方位を測定する

 小学校などでの観察において、太陽・月・恒星などの天体のおよその位置を測定するのに、腕を伸
ばしたときのこぶしが約10°になることを利用する方法がよく用いられます。
 天体の動きをもう少し正確に調べたいときに、紙分度器を利用した「高度・方位測定器」を自作し
て使うとよいと思われます。


(2)高度・方位測定器の自作

  塩ビパイプをのぞいて天体に向け、その高さ(角度)や方位(角度)を測ります。
ただし、太陽の場合は影が最も小さくなるときをみつけて、太陽の方向とします。

 

 

 

  測定した位置を用紙にプロットし、天体の動きを調べます。かなり正確な測定をすることができま
す。記入する天球の座標は次のようなものがわかりやすいです。(クリックで拡大)