231.スピカ食の2点観測 (1)星食−スピカ食−を鈴鹿市と津市で見る 恒星が月に隠される現象を星食または掩蔽といいます。2006年1月22日朝、おとめ座α星(固有名 スピカ)が月の縁に隠される星食がありました。 これを三重県鈴鹿市と津市の2ヶ所からビデオ撮影をしたところ、スピカが隠される時の月縁の 場所や隠されたあとに再び出現する場所の違いを見ることができました。 (2)撮影データ 鈴鹿市・津市での撮影時刻は以下のとおりです。 <潜入> No1. 07時48分55秒 No2. 07時51分23秒 No3. 07時53分55秒 <出現> No4. 08時02分35秒 No5. 08時06分05秒 No6. 08時07分35秒 No2に近い中央丘のあるクレーターは「ピタゴラス」で、直径130kmです。 撮影に用いた機材は、 潜入 07h53m56.15s、出現 08:02m33.64s(ともにJST) シュミットカセ直焦点(D=280mmf=2800mm)、WAT100N+SONY TRV30にてビデオ録画した画像から測定。 測定精度1/30s No1,2とNo5,6の下にあるのが津市での撮影です。 (3)スピカ食の2点観測の映像 @ 鈴鹿市で撮影したビデオ映像 観測映像を見る A 鈴鹿市と津市で撮影した画像を合成したもの