304.ひまわり画像と天気図の合成

(1)ひまわり画像と天気図の合成

 気象衛星による雲の画像と地上天気図を重ね合わせることで、気圧分布で見る気象状況
と発生している雲のようすを比較しやすくなります。インターネットの気象情報でもこの
ような図をみることがありますが、より見やすい画像をつくって授業に活用しましょう。
 ここではインターネット上にある次の2つの素材を画像処理ソフト「フォトショップ」
によって作成する場合について説明します。

 素材A 高知大学気象情報頁 保存書庫 日本付近の赤外画像 JPG形式
 素材B 速報天気図(HBC専門天気図)  PDF形式

(2)作成の手順
@ 高知大学気象情報頁(http://weather.is.kochi-u.ac.jp/)の保存書庫を開いて、
「日本付近の赤外画像」<http://weather.is.kochi-u.ac.jp/sat/gms.fareast/> 
を開く。必要な日時の画像を開いて、「名前をつけて画像を保存」する。
A ダウンロードした画像をフォトショップで開く。

Bイメージ−色調補正−トーンカーブ を図の程度にして画像を明るくする。
C HBC専門天気図(http://www.hbc.jp/pro-weather/index.html)を開いて、
「実況天気図アーカイブ」の中にある「速報天気図」を開き、必要な日時を選択する。
(このアーカイブの保存期間は2週間) PDF画像を選択し、画面コピーする。
 ※画面コピーは Alt+PrtScキー を使うが、市販ソフト「スグレモ」を用いると、
  あとに示す必要な画面範囲だけをコピーすることができる。
Dフォトショップをアクティブにして、「ファイル」−「新規」を作成し、
「編集」−「ペースト」する。
Eツールボックスのトリミングを選択して、下に図示した範囲を切り取る。
F「イメージ」−「画像解像度」で、縦横比を固定して 高さを485 にする。
Gもう一度、「イメージ」−「画像解像度」を開いて、縦横比を固定 のチェック
をはずして 幅を623 にする。
H「選択範囲」−「すべてを選択」し、「編集」−「コピー」する。
Hひまわり画像をアクティブにして、「レイヤー」−「新規」−「レイヤー」で
新しいレイヤーを作成する。
I「編集」−「ペースト」して、「イメージ」−「色調補正」−「階調の反転」
Jレイヤーウィンドウのレイヤータブの不透明度を約30%にする。
Kツールボックスの移動ツールを選択して日本地図を位置あわせする
(矢印キーを使うと微調整しやすい)
L「レイヤー」−「画像を統合」
M「イメージ」−「色調補正」−「トーンカーブ」で図の程度にコントラストを調整。
N完成した画像を保存する

完成画像