312.冬型気圧配置と三重県の積雪

(1)冬型気圧配置と三重県の積雪

 西高東低の冬型気圧配置で、日本海からの雪雲が若狭湾、関ヶ原方面を通りやすい時、こ
の進路には高い山がないために、三重県では北部を中心に積雪になりやすいという特徴があ
ります。2006年12月29日の積雪を桑名市で撮影し、観察しました。

(2)降雪雲の動画(120倍速)

 カメラを南に向けて、画面右(西)から雪雲が地上に覆い被さるようにして押し寄せてく
る映像をご覧ください。

(3)天気図と雪・雨判断の目安

 500hPa高度での気温が−30℃以下になると大雪になりやすいと言われます。
 また、地上で雨になるか雪になるかの目安は、850hPa高度の気温が−6℃より高いか低い
かです。

<各画像をクリックすると拡大画像が見られます>

2006年3月の雪結晶
↑画像をクリックして動画を再生
(ひまわり画像:気象庁・東京大・高知大   天気図:気象庁・メテオプラネット 提供)
ひまわり赤外画像と地上天気図
↑  500hPa高層天気図
↑  850hPa高層天気図