319.水星の太陽面通過 地球から見て水星が太陽面の前を横切るこの現象は、7〜8年に一度程度起きる。 水星の日面通過はどの季節でも起きるのではなく、5月10日前後か、11月10日前後だけです。こ れは水星の軌道面が地球の軌道面に対して7°ほど傾いていることによるものです。 今回の画像は、2006/11/9に起きた現象を撮影したものです。 1.日本時間午前8:25から10分間隔で9:05までの画像を一枚に合成した。左下か右上に向かって移動し ていく様子である。水星のやや上・太陽面の外側に見えているのはプロミネンス。 2.3D画像は左が赤・右が青の3Dメガネで見ると、太陽面の手前に水星が浮かび上がって見える。日本 時間9:00と9:02に撮影した画像から作成したもの。本来の3D画像は、同時刻に2点から撮影するべきで あるが、2分間の水星の移動を利用して作成したもので、「疑似3D」というべきかも知れないが、立体 感を楽しんでいただきたい。 3.動画について 水星が太陽面から離出する15分間をビデオ撮影したものを、90倍速で編集した。(10秒間に短縮) 4.撮影方法 特殊なフィルター(Hαフィルター)を取り付けた望遠鏡にビデオカメラを取り付け動画を撮影した。そ れぞれの時刻の動画から静止画を作成した。
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