322.海岸の砂からピッキング

 海岸の砂から現世の有孔虫、微小貝、高温石英を見つけましょう。
 ルーペや実体顕微鏡を使って探すのが便利です。
 
@ 沖縄の海岸の砂
   「星の砂」や微小貝を採取(ピッキング)しましょう。星の砂は、ルーペや実体鏡で見
  るとたくさんの穴が見られます。
   これらの砂は炭酸カルシウムでできているので、砂をうすい塩酸に入れるとどんどん溶
  けていくことを実験で確かめるのも興味深いことです。   

A 兵庫県の丹後半島の琴引き浜の「鳴き砂」
   有孔虫類(数種)や微小貝、それに鳴き砂が音を立てる原因の一つでもあると考えられ
  る高温石英の美晶が見つかります。この砂の中の有孔虫は星の砂とは違い、アンモナイト
  の内部の模様のような色々な模様が見られるものがあります。高温石英は、Hi-Quatrz と
  か β-quartz ともよばれ、通常の水晶のような柱面が発達していないことと、上下の錐面
  が見られるのできれいなものはダイアモンドのように見えます。愛媛県の久万町の峠道で
  採取されるものが有名です。

 < 鳴き砂の実験映像を見る >