332.ドップラー効果によるうなり (1)ドップラー効果とうなり 音や光などの波は、波源が動いたり観測者が動いたりすることによって、その振動数や波長 が変化して観測されます。これがドップラー効果です。また、振動数の異なる波がかさなると き、これらの振動数の差に等しい振動数で波の強弱が変動する現象がうなりです。 本来同じ振動数の2つの波があって、一方の波源が運動する場合、合成波を観測することに よって、波源の運動状態を調べることができます。 ここでは、ドップラー効果によってうなりが生じる現象を実験で確かめてみましょう。 (2)ドップラー効果によるうなりの実験 @ 運動する音源Aとして、音さを用いる。 A 静止した音源Bとして、パソコン上でフリーソフト(CBオシレーターなど)で発信する 音を用いる。 B 音源Bからでる正弦波の振動数を音さと同じにする。 C 音源Aを布にのせ、ロープで布を等速で引き続ける。 実際の実験のようすを次の映像でご覧ください。 <ドップラー効果によるうなりの実験の映像を見る>