341.M100の超新星(2006年2月発見 SN2006X)

(1)超新星とは

 質量の大きな恒星が終末期を迎えて、大爆発を起こして非常に明るくなるものです。
爆発前には見えていなかったところに星が見えるようになるため、「超新星」とい
う名称がつけられた経緯があります。新星とは桁違いに大きなエネルギーを放出します。
太陽系の属する銀河系では、1604年にへびつかい座に出現した「ケプラーの星」以来、
出現していません。1054年におうし座に出現した超新星は、昼間でも見えたとのことです。
この超新星の残骸が「かに星雲」として観測されます。
 
(2)M100に出現した超新星
2000年12月の画像には写っていません。2006年2月、矢印の先の位置に突然輝きだした
ものです。その後、数ヶ月の時間を経て徐々に暗くなっていきます。