501.高速度撮影

(1)高速度撮影とは
 通常のビデオカメラでは、1秒間に30フレームの画像を撮影しています。
 この1秒間に撮影するフレーム数を減らすことを微速度撮影と呼び、植物の変化や雲の動き
など、ゆっくりと変化する現象を観察しやすくすることができます。微速度撮影にはタイムラ
プスビデオを用いる方法、デジタルカメラのインターバル撮影をつなげて動画にする方法、パ
ソコンとビデオカメラ(またはUSBカメラ)を接続して「SlowCAM(フリーソフト)」などで制
御する方法があります。
 一方で、1秒間に撮影するフレーム数を多くすることを高速度撮影と呼び、短い時間に起き
ている現象を詳しく観察することができます。今回紹介するのは、1秒間に最大300フレーム
を撮影するハイスピードカメラを用いたものです。ビデオカメラよりも10倍多く撮影している
という程度にすぎませんが、この範囲にビデオカメラではとらえきれない多くの現象がありま
す。また、インターレースによる画像の二重写りがないことも長所です。

(2)高速度撮影の例
 静止画像をクリックすると、ムービー(WMVファイル)が見られます。
ふりこの動き
テニスボールの弾性
マッチの発火
(ムービー省略)
ガスライターの点火
ガスライターの消火
ラケットのスイング
サルとヤシの実の実験
ぶるぶるエレベーター
金属球の衝突直後
速度の測定
水滴の落下(蛇口から)
豆電球の点灯
(ムービー省略)
水の沸騰のようす 蛍光灯の点灯 水風船の破裂 弾性球と非弾性球