625.限界線星食 (1)限界線星食とは 月が天球上を運動する過程で後ろの恒星を隠す現象を「星食」という。 特にその中でも恒星が月の縁に接触するように通過していく現象を「接食」という。 月にはクレーターや山地などの起伏があり,月の縁を恒星が通るときには,恒星が消えた り出現したりするのがくり返される興味深い現象が見られます。 何点かの観測点で計測された結果から月の縁の凹凸を描くことができます。
接食(月の縁の凹凸に星が隠されるようす)
接食のアニメーション (2)2008年4月12日 の星食観測結果 観測映像を見る 第1ポイント 三重県津市片田田中町 東経 136°27' 17" 北緯 34° 42' 59" 標高 10m 世界測地系 潜入53:33.83―出現53:37.37 潜入53:38.55―出現53:40.54 潜入53:48.63―出現53:57.07 潜入53:58.03―出現54:00.23 潜入54:09.27―出現54:13.27 第2ポイント 東経 136°27' 25" 北緯 34°42' 91" 標高 10m 世界測地系 潜入53:33.33―出現54:03.03 潜入54:08.04―出現54:13.98 第3ポイント 東経 136°27' 09" 北緯 34°42' 44" 標高 10m 世界測地系 潜入53:32.62―出現54:28.49 潜入54:38.12―出現54:38.79 第4ポイント 東経 136°27' 13" 北緯 34°42' 35" 標高 10m 世界測地系 潜入53:29.83―出現54:32.89 潜入54:35.79―出現54:40.67 潜入54:46.21―出現54:49.91 第6ポイント 東経 136°26' 43" 北緯 34°42' 26" 標高 10m 世界測地系 潜入53:17.92―出現54:59 ◎ 上記の結果から描いた月縁(縦方向を20倍に拡大)