661.物理パズルを実験−鳥が飛んでいるときのはかりの重さ−

(1)問題
「鳥かごの重さは1000g重で、鳥の重さが300g重。鳥が鳥かごの止まり木にとまっている状
態で台はかりに載せると針は1300g重を指します。では、鳥が鳥かごの中を飛んでいるとき、
はかりの針は何g重を指すでしょうか?」
 このような物理パズルがあります。実験してみましょう。

(2)実験方法
 QFOというプロペラで飛ぶおもちゃ(リモコンで操作)で実験しました。
 台はかりに広い板を置き、その上でQFOをホバーリングさせました。
 QFOの重さは、10g重です。

(3)実験映像
 ハイスピードデジタルカメラで撮影しました。
 QFOが浮遊する前のはかりの針の位置に、パソコンのポインターを置いて、ご覧ください。
  実験映像を見る

 ・ホバーリングに近い状態では、ほとんどもとの重さであることがわかります。
 ・浮上していくときは、ごくわずかに重くなり、低下するときは軽くなることもわかります。
 ・QFOが横の方に飛んでいって、板の上からはずれると10g重分ほど軽くなることもわか
  ります。