663.ガラスの上でレンガ割り ガラスの破片の上で横になり、その上でレンガを割る超人が、テレビなどに登場 することがあります。 さて、それは本当に「超人的な」技なんでしょうか? 研修会に参加の教員でやってみました。
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1.実験を理解する原理 1)ブロックは質量が大きく慣性が大きい。レンガを割るときの衝撃を、体験者に伝わり にくくする役割を果たしている。 2)ガラス破片のように切れやすく見えるものでも、大きな面積に広がっていると 圧力は小さくなり、意外に切れにくい。ガラス破片のかわりに剣山を用いても良い。 *実験が終わった後で、ガラス破片を素手で生徒に押さえさせても良い。ほとんど 痛くないことを体験できる。
2.実験するときの注意点
1)割れた破片の内、首と底の部分は捨てる。この箇所は危険が多い。
2)細かい破片は、古ラケットなどでふるって捨てる。
3)ビンは2〜3本程度が適量。
4)並べた破片は、手袋をしてならしておく。鋭角にとがった部分が
上を向いていると危険。
5)体験者が寝るときに、背中がこすれると切れることがあるので、
首などを支持してやると良い。
6)レンガの破片が飛ぶことがあるので、保護めがねなどで危険を防ぐ。
7)レンガ割りが終わって起きあがったら、背中についたガラス粉を、
粘着テープなどで丁寧に取る。残っていないように充分取りきること。