693.ハイスピードデジタルカメラで撮影した科学現象

(1)高速度撮影とは

 通常のビデオカメラでは、1秒間に30フレームの画像を撮影しています。
 この1秒間に撮影するフレーム数を減らすことを微速度撮影と呼び、植物の変化や雲の動き
など、ゆっくりと変化する現象を観察しやすくすることができます。微速度撮影にはタイムラ
プスビデオを用いる方法、デジタルカメラのインターバル撮影をつなげて動画にする方法、パ
ソコンとビデオカメラ(またはUSBカメラ)を接続して「SlowCAM(フリーソフト)」などで制
御する方法があります。

 一方で、1秒間に撮影するフレーム数を多くすることを高速度撮影と呼び、短い時間に起き
ている現象を詳しく観察することができます。今回紹介するのは、1秒間に最大1200フレーム
を撮影するハイスピードカメラ(EXILIM PRO EX-F1)を用いたものです。ビデオカメラよりも
40倍多く撮影しているということになり、ビデオカメラではとらえきれない多くの現象があり
ます。また、インターレースによる画像の二重写りがないことも長所です。


(2)高速度撮影の例

 静止画像をクリックすると、ムービーが見られます。(fps:1秒間に撮影するフレーム数)
空気砲(1200fps)
空気砲(1200fps)
空気砲(600fps)

マッチの着火(1200fps)
モデルロケットの打ち上げ(1200fps)
アンチバブル(1200fps)
アンチバブルとは?

(3)その他の動画

  H19年度撮影分

  株式会社フォトロン −未体験映像の世界−(http://www.photron.co.jp/mitaiken/index.html)