904.オーロラの撮影(デジタル一眼レフ)

(1)オーロラをデジタル一眼レフで撮影するには

 高性能で種類の豊富な交換レンズを使用できる一眼レフも、最近はデジタル一眼レフが主流に
なり、フィルム時代に比べて高感度・高画質。高機能なものが増えてきました。
 特に、オーロラを撮影するときには、フィルムでは相反則不軌という露出時間が長くなると
感度が低下する欠点がありましたが、デジタルではこれがないため、短時間の露出でオーロラを
撮影することができます。
 一方で、オーロラを撮影するときは極度の低気温になるので、フィルムカメラの時代には電池
を使用しないメカニカル(機械式)シャッターのカメラが安心でしたが、デジタル一眼レフでは
電池の低温時における性能低下が大きな不安となります。しかし、今回の撮影では次の方法に
よって、十分対処できることがわかりました。

@ バッテリーを複数(できれば3個以上)準備する。
A 予備バッテリーは、人肌に近い場所(インナーウェア−の内ポケットなど)に入れたカイロ
 と同じ場所に入れてあたためておく。これは、カイロも低温下では反応を起こさなくためです。
B オーロラが出現し始めたらカメラにバッテリーを入れ、性能が低下したら予備バッテリーと
 交換する、使用済みバッテリーもAと同様に暖めると再び使用できるようになる。

(2)デジタル一眼レフで撮影したオーロラ

撮影データ(概略)
2011年12月25日、28日 カメラ:ニコンD700 レンズ24mmF1.4と対角線魚眼レンズ
感度:ISO1600、3200 露出時間:数秒

(3)インターバル撮影の画像から作成したムービー(約40倍速)

<WMV形式の動画> (4MB)

<AVI形式の動画> (51MB)