差分画像について(解説) 

下の2枚の画像は、少しだけ違います。それはどこでしょうか。 
 fig.1  fig.2

なかなか難しいですね。

下の画像は、上の二枚を「比較明合成」したものです。 

もうどこだか分かりますね。

fig.3 


でも明るい点が移動している場合は分かりやすいですが、一方にあってもう一方に無いものは気づきにくいです。

そこで、「差分画像(差の絶対値)」という手法を用います。 

2枚の画像の異なっている箇所を表示する方法です。

実は下図の矢印の先にも、異なる点がありました。
(fig.1の小さな星が消えていたんです)

fig.4
 

同様の手法で、日食の直前画像と、日食が始まってからの画像を比較してみます。
 
              fig.5 食の直前 16:06:00  fig.6 食が始まってからの画像 16:07:20


fig.7 上の二枚の差分(差の絶対値)画像
 

このように、異なっている箇所を探したり、強調するために「差分画像(差の絶対値)」は有効な手法です。