昨夜は、等圧線がたてじまに並ぶ「冬型の気圧配置(西高東低)」となりました。日本海の暖かく湿った空気が北陸にぶつかって積乱雲を生じ、北陸では雷(冬季雷)が少し発生しました。これにともなう「スプライト」という現象を三重県から1個だけですが、撮影することができました。
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昨夜
桑名
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03時頃、北陸に冬季雷が発生。この雷に連動する高々度放電現象(上空70km)「スプライト」が1つ見られました。この「スプライト」という現象は、20世紀末に確認されたもので、発光時間わずか1/100秒、肉眼でも注意深く見ると見つけられます。しかし、有史以来、「スプライト」の存在が認められていなかったというのはすごいことですね。これから寒くなる時期に北陸冬季雷の上空にこのスプライトを三重県から見やすくなります。
過去の三重県からの「スプライト」撮影記録は、「ネイチャーフォトと理科実験のページ」を参照してください。


津市
北西(パノラマ) 北西 北西 北東
2006年11月5日(日)