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2006年11月5日(日)
「環水平アーク」 (津市 昼)
 
     朝の空は高積雲や高層雲でしたが、午前中に少し薄くなり、巻層雲が多くなってきて、22°ハロ
    が少し見え始めました。
     そして、12時30分頃、太陽の下、地平線から仰角15°くらいの高さに、水平な虹というかんじの、
    「環水平アーク」が10分間あまり明るく輝きました! 写真から、上が赤く、下が青いことがわかり
    ますね。 地平線にそうようにあらわれるのも特徴です。
     その後、環水平アークが消えてゆくのにつれて、22°ハロの下部が鮮やかに色づいていきました♪


    
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10:20 高層雲に近いような
巻層雲に淡い22°ハロ

11:30頃のハロ (15mmレンズ)

(10.5mmレンズ)

12:30頃 明るい環水平アークが出現!(15mm)

22°ハロと環水平アーク(10.5mm)

22°ハロと環水平アーク

環水平アークが消えて
22°ハロの下部が明るく

 雲の中の六角板結晶が六角形の面を水平にして
 浮かんでいるものが多いときに、左図のように
 90°の角をなす2面で屈折する太陽光を見ている
 ものが「環水平アーク」です。赤い光のほうが
 少しだけ仰角の大きい位置の氷晶から来ることに
 なります。
 1月4日の環天頂アークは、このような氷晶に対して
 下に角度を変える屈折光で生じたものです。
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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