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「寒冷渦による雷雨」 (津市 16時30分) |
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地上天気図で日本海にぽつんとある1006hPaの低気圧。前線もありません。 これを500hPa高層天気図(高度5700m付近の天気図)で見ると、たいへんなことになっています。 気圧の谷のふくらみが切り離され、上空でも明らかな低圧部ができあがっており、 −18℃以下の寒気の核が低圧部の中心と一致しています。 この低気圧こそ、典型的な「寒冷渦」(寒冷低気圧、切離低気圧ともいう)であり、大気の状態が不安定 (上昇気流で雲が生まれやすい)となり、はげしい擾乱(雷・突風・雹(ひょう)など)が発生しやすくなるのです。 三重県はこの寒冷渦の南東縁にあたり、午後に各地で雷雨となりました。 今日はぜひ、雷の映像(←クリック)もご覧ください。 また、3日分のひまわり画像の動画(←クリック)を作成しました。 |
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12:42 西の空 |
14時頃 南西 |
15時頃 北の空 |
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今日のムービー(3つの映像があります) | |||||
15時頃の北の空 (60倍速) |
16時15分〜北東 (120倍速) |
雷の映像(16時30分) |
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(気象庁・メテオプラネット提供の高層天気図 500hPa 09時 寒気の核が低気圧の中心と一致している) |
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(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像 15時) |
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(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) |