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2006年6月27日(水)
                 「太陽黒点」 (津市 夕方 180mmレンズ トリミング)
 
     ここ数日、水蒸気が多く煙ったような空、靄の天気が続いています。
     ラジオ天気図でも「霧」の天気の場所が毎日いくつかありますし、予報天気が「霧」と出されるところもあります。
     (ちょっと珍しいことのように思います)
     また、停滞前線は、東シナ海から九州南部にのびる位置。
     この前線で、鹿児島県で時間雨量66mmが記録され、災害になりました。
     このような天気のもとでも、ときおり太陽と雲が不思議な景色を作り出してくれることがあります。
     たとえば、ふだんはまぶしくてよくわからない太陽の表面のようす。

    夕日が大気中の水蒸気によって光を弱められたために観察できるのです。
     望遠鏡やフィルターを使わずに太陽黒点(太陽表面の温度が低い部分)を撮影できました。
     (上の写真、太陽の左上のあたり)
     もう少し大きい黒点ならば、肉眼でかんたんに見えたかも知れません。
     太陽黒点は、ガリレオが望遠鏡を作って発見したものですが、中国の古記録にも登場します。
     この時代には、「太陽にカラスが住んでいる」というふうに書かれていた、と聞いたことがあります。
     きっと今日のような天気の時に、太陽表面にある大きな黒点が肉眼で見えていたのでしょうね♪

    
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ラジオ天気図18h

(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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