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2007年7月
「台風接近、火柱のような赤い虹」 (津市芸濃 18:14)
 
     台風9号が接近し、東よりの湿った強い風が吹いて、層積雲でときおり雨も。
     厚い雨雲が発生したり、切れ間に陽光が差し込んだりしました。
     そして夕方は三重県の各地で虹が見られたようです。
     津市の西部では、太陽が見えていない状況で、まるで火柱のような真っ赤な虹が見られました。
     これは、夕焼けの光が光源となって虹を作ったためです。
     太陽などの白い光は、あらゆる色の光を含んでいて、プリズム効果でこれらの色が分かれるのですが、
     青や緑などの光がすでに届いていない夕焼けの赤い光のもとでは虹も当然赤い色だけになるわけです。
     上の写真では少し緑色も残っていますが、そのあと完全に赤色だけの虹になりました。
     また、副虹(外側にできているほうのあわい虹)ももちろん赤色でした。
     台風には十分な警戒が必要ですが、台風がもたらすのは、けっして雨や風ばかりではないのですね。

    
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12:43 津市 東 14:34 津市 北
17:51 津市 東 17:51 津市 北西
18:14 津市芸濃
赤い虹、副虹ももちろん赤
18:19 亀山市
完全に赤だけの虹
18:20 亀山市 西の空
赤い虹の原因は夕焼けの
光が光源となったため
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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