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2007年7月
「台風それて ひつじ雲の輝く夕空  & ホームズ彗星」 (桑名市 16:43)
 
     台風20号は猛スピードでそれていきました。
     三重県北部では、午前中は雨、午後から徐々に雲が薄くなっていきました。
     夕方には青空が見え始め、美しいひつじ雲(高積雲)がほんのりと赤みを帯びて輝きました。

     夜、一昨日に大アウトバーストをおこしたホームズ彗星を見てみました。
     やはり2等星くらいの明るさで肉眼でふつうの星のように見えています。
     次に小さな双眼鏡(7倍)で見ると、コマ(核のまわりのぼんやりとした光)が大きくなっています!
     そして、500mmの望遠レンズで撮影した彗星の写真を掲載しましたので、ご覧ください。

    
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14:36 西 15:39 西 15:59 南東
16:43 西 小雲を拡大
500mmF4  5秒露出 ISO500 左の写真のトリミング
ふつう核から離れると暗くなるが、
この彗星は外側でふたたび明るくなっている。
(写真のフレアではなく、望遠鏡で見てもそう。)

望遠鏡で見て小さく輝く核は写真ではつぶれてしまう。
核の位置は、中央集光の中心でなく、中央集光の端。
コマ全体の中心に核がある。
核の写真
500mmF4.5 1.3sec
ISO400
500mmF4 5sec ISO500 RAW   
上の5秒露出画像と同時記録したRAW画像には核もつぶれずに見えていました。
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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