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2008年 4月2日 (水)
「夏への歩み」 (桑名市 18:25)
 
     テレビでは「『高気圧におおわれて』、晴天となり、気温が上昇」といっていました。
     高気圧の後面領域が西によく延びていて、次の低気圧前面の雲がまだ来ていない状態、
     それにジェット気流や前線帯に伴う上層雲が南方、寒冷渦や大陸低気圧は北、といった状況で、
     かんたんに言えば、大きな雲の空白域のような感じ。気温も高く、桑名市で15時に25.4℃でした。
     日本は、南の暖気と北の寒気が入り混じる大気の動きが活発な場所で、そのために温帯
     低気圧が頻繁に発生し、そのたびに、気温が上がったり、下がったりを繰り返します。
     こうして本格的な夏に向かって行く途中で、梅雨という日本独特の時期もあったりするわけですが、
     この夏に向かう原動力は、太陽の高度があがって日射量が増え、昼間の時間も長くなること。
     そこで、雲のない今日は、昨日と同じ場所から日没を撮影し、重ねてみました。
     人知れず夏への歩みを進めている太陽そのものに思いをはせてみるのもいいものかも。
     また、昨日、ユリカモメの群れがいた揖斐川堤防では、今日は夏鳥のオオヨシキリが多く、
     「ギョギョシ、ギョギョシ」という独特の鳴き声を響かせていました。
    
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桑名市 朝の月 雲のない一日。 日没の太陽を撮影。
夏鳥のオオヨシキリ 「ギョギョシ」と鳴く。
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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