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「 南東風の乱層雲 / ヒヌマイトトンボ(雄と雌) 」 (桑名市 朝 / 伊勢市) |
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三重県北部の朝は、ゆるやかな南東風の乱層雲が雨を降らせました。 (ラジオでは、『三重県北部は雨になっています。』とも放送していました。 アメダスでは桑名市も四日市市も降水0.0ミリとなっており、ちょっとふしぎな気がします。 撮影をした場所は、桑名市の町はずれ。たしかに写真に写っている乱層雲が降らせた感じで アメダス地点にこの雲は通らなかったのかもしれません。 この雨は、ひまわり天気図を見てもわかるように、南東からのあたたかく湿った空気が作るもの。 梅雨のこの時期によく三重県に降るタイプの雨で、天気予報や降水レーダーが苦手にしています。 さて、トップページでも案内していた「ヒヌマイトトンボ(希少種)観察会」は、伊勢市で午前中に 雨に降られずに実施されました。 伊勢市などの下水道整備に伴う宮川浄化センターの建設で、ダルマガエル・ヒヌマイトトンボ・ オオヨシキリ・メダカといった希少種の生息環境に影響を与える予測ができて、その保護を実施して いるもので、保護は順調に進んでいます。オオヨシキリの元気な声もずっと聞こえていました。 「ヒヌマイトトンボ」は、汽水のアシ原の低いところにいる体長約3cmと小さく、とても美しいものです。 幼虫が汽水(海水の混じった淡水)に生息するというトンボはきわめてめずらしく、また成虫になっても その場所を離れていかないとのこと。(揖斐川のヨシ原にもいたりするのだろうか・・・・) 成虫が見られる時期は、5月下旬から8月上旬、特にこの6月下旬から7月上旬に多く見られます。 雄は背中に4つの斑点、雌はひたいに菱形の模様のあるのが特徴で、成熟段階に応じてかなり 姿が変わります。観察会中に、ヒヌマイトトンボの天敵「アオモンイトトンボ」も見つけましたが、 これもまた、すばらしくきれいな姿でした。 |
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桑名市 7時すぎ 2番目の写真あたりから雨が降ってきました。 | ||||
鈴鹿市 8:06 雨は降っていない。 | 伊勢市 10時 | 保護ゾーンのヨシ原 | ||
ヒヌマイトトンボ(雄) | これはアオモンイトトンボ ヒヌマイトトンボを食べる天敵 |
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ヒヌマイトトンボ(雌) | 雄 | |||
雄 | 成熟の進んだ雌 | |||
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) |