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2008年 4月2日 (水)
「巻積雲の尾流雲/前線による雷雨」 (松阪市 夕方/桑名市 夜)

 
     日本列島に沿うような停滞前線で、不安定な空。
     南東風が入って各地に雨雲ができました。
     松阪市では、夕方、この雨雲にかくされていた積乱雲や中・上層雲が、つかの間、姿を現しました。
     特に、下層雲の晴れ間に短時間だけ見られた巻積雲は、尾流雲になったり、部分的に
     消滅して穴が開いたようになっていたりするなど、興味深く、かつとても美しいものでした。
     夜は、20:25頃から桑名市ではげしい雷雨。三重県北部に大雨・洪水警報も出ました。
     これは前線に沿うように積乱雲が各地にできていた、その南端が三重県北部まで達していたものです。
     不思議なのは、アメダスによる桑名の降水量、時間雨量が3ミリ程度にしか観測されていません。
     自分のいた場所は断続的とはいえ、ものすごい降り方だったのです。わずかな場所のちがいで
     降水量に大きな差があったのかもしれません。
     愛知県や岐阜県ではとんでもない降水量のところがあり、停電などの被害や避難関連の情報が
     報道されていました。
    
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津市 10:58 北西 11:09 長谷山 松阪市 11:23 乱層雲
雲底が地表近くに
11:26
松阪市 17:23
乱層雲が切れて中上層雲
17:31 南西の
遠方に積乱雲
17:32 下層雲の上に
高積雲
17:44 前線霧
17:45 郊外から松坂をのぞむ
乱層雲
17:49 高積雲に尾流雲 18:09 巻積雲
穴が開いた
松阪市 18:10 巻積雲 18:12 巻積雲の尾流雲
桑名市 20:47 21:08 21:21 南 22:01 西
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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