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2008年 4月2日 (水)

「秋澄む空に 金星と木星」 (津市 夕方)

 
     前線が去って、良く晴れた透明度の高い空。
     日没後はまさに『秋澄む』空! 西の空ではまだ低いものの宵の明星である金星が輝き、
     南の空にはいて座の南斗六星の近くに木星が堂々とたたずんでいます。
     これらの明るい惑星はこれからも見頃が続きますので、日没後の秋風を感じ、虫の音を
     聞きながら、この時期にのんびりと観察しておきたいものです。
     写真にも写っている中勢バイパスは、数kmにわたってものすごい虫の音でした。
     もともと小高い丘陵地を切り開いて作られた道だけあって、虫の数が多いのか、すれちがう
     対向車の轟音をものともせずに聞こえ続けている状態です。
     夜、暗くなってからは、西に傾いた夏の星座とともにフォマルハウト(秋のひとつ星)やペガサス座
     などが市街地からでも涼しげに眺めることができます。秋の夜空は明るい星が少ないのですが、
     そのかわり、散在流星が1年で最も多く見られることが楽しみです。
     散在流星とは、流星群とちがっていろいろな方向からやってくるランダムな少ない流星たちの
     ことですが、夜が更けた秋の空でほんとうにのんびりと夜空をながめていると意外によく出会う
     ものです。
     
    
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桑名市 7:42 西 津市 12:39 北西 17:59 赤い飛行機雲
飛行機も赤い
18:07  18:22 西の空に金星 18:27 南の空に木星
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像)
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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