10月のカレンダーへ
2008年 4月2日 (水)

「夕方から濃密な上層雲」 (津市 南西)

 
     西から東へ流れる、濃い上層雲。
     ひまわり赤外画像でもしっかりと見られるこれらの雲は、昼間は南の方を通っていましたが、
     徐々に北寄りのコースにかわってきました。
     夕方から天体観察会があって、少し心配でしたが、月や木星がきれいに見えて、ガリレオ衛星の
     運動も観察することができました。

     ガリレオが望遠鏡を作って、月のクレーターや木星の衛星を発見して、来年でちょうど400年。
     これを記念して、来年は「世界天文年」とのこと。
     ガリレオの時代にはまだ地球が太陽のまわりを公転していることも認知されていませんでしたが、
     20世紀に入って「銀河」の概念が確立され、ハッブルによる銀河の後退速度の研究から膨張する
     宇宙の姿が見いだされました。そして、21世紀に入ってすぐ、この流れをもとに、宇宙の年齢が
     137億年(±2年)と確定され、この400年の間におきた宇宙観の変遷と進歩をふりかえるとと、
     来年の「世界天文年」がとても意義深いものとしてとらえられるように思います。
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
16:55 南西 飛行機雲のできやすい空 16:58 巻層雲に三日月
17:02 南西 17:03 17:03 南東 巻雲 17:08 南西
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

前日へ

翌日へ