10月のカレンダーへ | ||||
「夜の つるし雲・レンズ雲」 (桑名市) |
||||
上空をジェット気流が流れ、下層ではゆるい西高東低。 昼間はたくさんの積雲が西からやってきました。 夕方、北部では降水も。 夜、下層の雲が晴れ上がっていく中で、ひっそりとレンズ雲が空に浮かんでいました。 これらの雲は、鈴鹿山脈の上空を吹く風が上下に波打つために生じるもので、雲の場所を 風がふきぬけていくときに、雲を生じる場所と消滅する場所が一定になるため、雲が同じ場所 にとどまってみられるのです。 夜に雲が見えているのは、町あかりのせいです。昼間は基本的に逆光で見ている雲が、夜は 順光で見られることもあって、印象が異なります。また、雲が明るく見えるのは、桑名市では 北東や南・南西の方角。名古屋と四日市の町が光源になっているわけです。 寒気が入ってきたので、夜の観察や撮影で体がけっこう冷えました。あたたかいおふろに ほっとする季節。夜半には、オリオン座や冬の大三角が東の空に昇ってくるようになりました。 そろそろ、こたつを出そうかな、と思い始めました。 |
||||
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ > | ||||
津市 8:23 巻層雲 | 8:25 南の空に濃密巻雲 | 12:32 |
||
12:42 北北西の空 積雲列 西北西→東南東 |
12:49 Fisheyeレンズ | 12:55 頃 レンズ雲も見られる | ||
桑名市 20:17 北東 | 南西 Fisheyeレンズ 20:43 と 21:22 40分間で形こそ変化するものの動かない雲 |
20:46 北東 つるし雲 | ||
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像) 積雲列が東西方向にのびている | ||||
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) |