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2008年 4月2日 (水)

「鮮烈 タンジェントアーク、そしてついに パリーアーク!」 
(名張市 13:47)

 
     伊賀市にある、旧「小田小学校」。とても雰囲気のある校舎でのちょっとしたイベントに参加しました。
     昼過ぎに終了して空をみると、濃密な巻層雲。内暈も見えていますが、コントラストが低く、
    もっと薄い巻層雲の方がハロがきれいに見えているはず、と思い切って南へ移動することにしました。
     南下しつつ、新しく西からやってくる巻層雲に次々と出会っているうちに、タンジェントアークが
    かなり明るく長く見えるようになり、ついに名張市でみごとなタンジェントアーク! そしてこれにかぶさる
    お椀のような「パリーアーク」に出会いました!
     タンジェントアークは、鉛筆のような六角柱(底面のサイズに対して柱が高い形)の氷晶が落下するとき
    横に長い形となって安定し、そのプリズム効果で見られるもの。内暈の上端に接するアーク(弧)なので
    「上端接弧」とも呼ばれます。軸の水平面内の向きがいろいろあるために横に広がった分布の光となり、
    太陽高度によって形がずいぶん変化します。このときは太陽高度が約37°。鼻髭のように少し波打った
    形で横に広がっていました。
     このタンジェントアークを作る六角柱の氷晶が、特に側面の一つを水平にして安定する比率が多いとき、
    タンジェントアークの上にお皿をひっくり返してかぶせたように見える光が「パリーアーク」です。
     このように言葉で表現するとわかりにくいので、解説ページを作りたいと思っていますが、ここの
    ところ、タンジェントアークがよく見られるので、パリーアークにも注意を続けようと思います。
     夕方は伊賀市で美しい巻積雲、夜は桑名市で巻積雲の波状雲を撮影して、すばらしい秋空の一日が
    しめくくられました。
     
    
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 伊賀上野にある旧「小田小学校」 明治時代の洋館風の建物がすごくいい。
 展示してあった教科書(理科)には、十種雲形の観察や雲のできかたなどがしっかり
記載されていました。(教科書は書籍ですので拡大画像はアップしませんでした。)
13:06 伊賀市
濃密な巻層雲に内暈
13:29 伊賀市で南へ移動
タンジェントアーク

13:31
タンジェントアーク

13:46 名張市
タンジェントアアーク
パリーアークも!
左の幻日も。
13:47
髭のように波打った
タンジェントアーク
その上にあるふくらみが
パリーアーク
13:51 14:20  14:21 タンジェントアークの
曲率が深まる
14:24 巻積雲に
タンジェントアーク
14:54 再び伊賀市
左の幻日
タンジェントアーク
14:55 15:29 15:59
16:00 16:03 濃密巻雲 16:40  東の空 巻積雲
19:18 桑名市
巻層雲の波状雲
16:40 伊賀市で見た、美しい巻積雲(うろこ雲)
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像) マークは観測地点(名張市)
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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