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2008年 4月2日 (水)

「レンズ雲の朝/知多半島の浮島現象/木星と金星の接近」 
(桑名市 南 Fisheyeレンズ/津市 夕方 東/桑名市 西 18:27)
 
     低気圧が去って寒気が入った朝、三重県北部には、鈴鹿山脈風下特有の長いレンズ雲が3列。
     (鈴鹿山脈の笠雲を除いて3列)
     いつも書いていますが、これらの雲は、ほとんど場所を変えません。それでも、今日のような
    鉛直方向に厚みのある雲は、下の方は積雲のような性質を持っており、厚みや部分的な形は
    刻々と変化をします。
     昼間はほとんど空を見られなかったのですが、夕方にもレンズ雲がたくさん見えました。
     津市の栗真海岸で東を見ると、寒気が入ったときによく見られる「浮島」現象によって、知多半島が
    空に浮かび上がっているように見えました。これは、海面温度はまだ高いところへ寒気が入り、
    「上冷下暖」タイプの一種の蜃気楼が起きたものです。
     また、昨日、縦に並んだ木星と金星は、いよいよ今日から金星の方が左側に来ました。明日は
    このあたりに三日月がやってくるので、とても楽しみです。(こういうときはしっかりと晴れてほしい
    ものです・)
    
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桑名市 6:44 南西 6:43 南東 6:43 西 7:46 西 Fisheye
7:46 西 7:48 西 7:49 南 7:50 西 層構造が美しい
7:51 南西 鈴鹿市 8:25 西 8:38 北西 8:38 北
8:38 北東 8:40 北西 津市 9:06 彩雲 9:06
9:28 9:29 16:26 16:27
16:36 16:37
桑名市 18:27 木星・金星
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像) 三重県北部に3列のレンズ雲
(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)

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