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2009年 6月2日 (火)

「タンジェントアーク&パリーアーク、
幻日&幻日環」
 (桑名市 16:00頃)

 
     太陽の22°上方にひげのように波打つ形で輝いているのがタンジェントアーク。そこに丸くかぶさる
    ような光がパリーアークです。どちらも巻層雲の鉛筆形の氷晶が作るハロ。
     太陽の約22度の左方に輝いているのが幻日。太陽高度が高いときは、内暈よりも外側に現れます。
    さらに、幻日や太陽と同じ高度で地平線に平行に白く輝く筋が幻日環。幻日は六角板氷晶による屈折で、
    幻日環はその反射によって現れるハロです。
     今日の夕方の巻層雲には、これら2種類のきれいな氷晶が両方ともほどよくバランスして存在していた
    ために、これらのハロをいちどに見ることができました。
     
    
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7:53 12:56 内暈 16:00頃
幻日・幻日環・タンジェントアーク
タンジェントアークの上にパリーアークもみえている
500hPa(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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