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「梅雨末期の強い雨」 (桑名市 夕方) |
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上の方の写真は、桑名市で雨が降り始めた16:12の西の空。積乱雲の中層付近に見えるような 雲にも似ています。下の写真は、本格的に強い雨となった17:15の天頂付近の雲。迫力のある雨雲 の雲底です。 夕方のニュースでは、西日本の各地で強い雨となったことが報じられていました。 これは、地上天気図で見ると寒冷前線として解析されていますが、FXJP854(850hPa予想天気図) の21時対象の天気図で見られるように、相当温位345K以上の温かく湿った空気が西日本をおおうよ うに入ってきたためです。(相当温位とは、水蒸気がもつ潜熱も考慮した空気の熱エネルギー) 東南アジア方面から入り込んでくるこうした空気は「湿舌」とも呼ばれ、梅雨末期に西日本の豪雨 をもたらす原因となるものです。 夕方の衛星画像では、積乱雲が各地に分布していることも分かります。桑名市では、雷鳴を一度、 雷の光を光らしきものも確認しましたが、雷雨というほどまではいかず、強い雨が降りました。 電力会社のサイトで調べると、三重県でも夕方に伊賀地方北部などでかなり活発に雷があった ようです。 |
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13:32 高積雲とその尾流雲 |
16:12 西 雨が降り始めた時の空 |
16:35 雲底に突起 |
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16:36 西 | 17:15 天頂付近 強い雨が降っている |
17:15 南 |
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気象庁・メテオプラネット提供の天気図(FXJP854) 09時を初期値とする12h後予想 相当温位345K以上の領域が西日本を覆う |
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気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視外画像 18時 | ||||
500hPa(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) | ||||
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) | ||||