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2009年 7月30日 (木)
 

「@山脈雲 A環水平アーク B厚い巻層雲のハロ

   C大台山系の積乱雲・かなとこ雲・乳房雲」
    (桑名市)

 
     停滞前線の活動が弱く、全国的に晴天になりました。
     朝、鈴鹿山脈にかぶさる雲が白く輝いていました。
     午前中は空の見えない場所にいたのが残念なのですが、紀伊半島の山岳地帯だけは雲頂の高い雲。
     昼過ぎに、巻雲や巻層雲が現れて、かすかながら環水平アークが出現!(2日連続です。)
     その後、高層雲かと思っていた白く濃い雲に22°ハロがあらわれて、濃い巻層雲のように判断。
     この雲は北端の輪郭がたいへんくっきりしていました。やがて崩れていくと、巻雲のような雲になって
    いく部分や高積雲になっていく部分が混在しているようにみえました。
     日没後、高積雲が暗くなった頃、南西の空に赤く輝く積乱雲を発見! 中部電力の雷情報を調べると
    たしかに18時台に奈良県や大台ケ原山系で雷の活動が記録されています。撮影した19時ころには
    雷の活動はおとろえていたもよう。みごとな「かなとこ雲」が残っており、乳房雲やそれが下降して伸びた
    ような雲が顕著に見えています。
     
    
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8:29 西の空 鈴鹿山脈にかぶさる雲 北西からの弱い風
12:23頃 22°ハロの下方に、環水平アーク
14:23頃 高層雲に近い感じの巻層雲 その北端の境界線は、南西から北西にまっすぐ。
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19:05 南西 大台ケ原山系の積乱雲に生じたかなとこ雲 19:19
上の写真に対してアンシャープマスクを強くほどこした画像。
右側(西側)に乳房雲の集合が、左側(東側)には乳房雲が
落下して伸びている様子がはっきりと見える。
 気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像
 
気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像
500hPa(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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