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2010年 1月11日 (月)

「高層雲・高積雲に光環・彩雲、蜂の巣雲」 (桑名市 昼)

 
     昼ころに、レンズ雲のような性質をもつ薄い雲が青空に浮き上がるように生まれてきました。一見すると
    巻積雲や巻層雲のように感じましたが、徐々に厚みが増して、太陽の輪郭が見やすくなって、地上の影は
    消えました。あえて分類すると高層雲・高積雲になるかと思います。この雲は、ひまわり可視画像において、
    桑名市上空から東北東の方向にのびている特徴的な雲の西端にあたり、天気図に見られる南岸の停滞前
    線のキンク(折れ曲がり、低気圧の発生しかけ)に対応した北東側のバルジ(半円形の雲域)の一部のよう
    です。
     この不安定な雲には、波状雲、蜂の巣雲、乳房雲などの特徴も見られ、太陽にかかって美しい光環や
    彩雲も光らせていました。
     
    
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10:17 南 高層雲のできはじめ 波状雲 
巻層雲のような薄さ
10:20 10:27 光芒
11:07 高層雲の波状雲 11:08 消滅飛行機雲か 12:01 光環・彩雲 12:02
12:07 12:08 12:09 12:32
12:32 蜂の巣雲 12:33 乳房雲 12:34 波状雲
気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像
500hPa(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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