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2010年 3月6日 (土)

「雨上がり、大きな つるし雲」 (亀山市関町 南 16:34)

 
     南岸の停滞前線に低気圧が発生して、昨夜から昼過ぎまで雨。
     この雨のおかげで午後のスケジュールが空いてきたので、伊賀や亀山あたりの空を撮影しに
    出かけました。(といいながら、雨がやむかわからず、お気に入りの飲食店に出かけたのが本当)
     乱層雲におおわれた伊賀盆地は、雲底がとても低く、隠れ里の情緒がたっぷりです。
     午後に雨があがりはじめ、亀山市にいるときに、下層雲が切れてきました。そうして現れたのが
    巨大なつるし雲です。亀山市関町から南にあって、北西風の布引・鈴鹿山系の風下に生じたもの。
    三重県の山は山脈なので、このような長いレンズ雲が生じるのですが、厚みもずいぶんありました。
    下層雲がびゅんびゅんと北西から南東方向へ流れていくのに、この大きな雲はずっと同じ場所に
    いつづけます。(実際には、気流は流れ続けていて、同じ場所で雲が生じ、同じ場所で雲が消えて
    いくためにずっと同じ状態を保っているように見えるのです。)
     夕方、鈴鹿山脈の風下にもたくさんのレンズ雲ができていて、雨上がりの三重県の空を満喫する
    ことができました。
     しかし、停滞前線が南岸にあって、15時の天気図でもわかるように、九州のあたりに前線のキンク
    (折れ曲がりが生じています。ここに低気圧が発生しそうなので、今夜から明日にかけても、昨夜から
    今日と同じような雨が降りそう・・・・。
     
    
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11:33 亀山市 乱層雲 12:28 名張市 乱層雲 14:40 伊賀市 北 雨上がりで山際に霧状の雲
16:09 亀山市関 南
 18mm
16:11 18mm
16:34 35mm
16:48 18mm
17:00 35mm 17:08 はるか南の低空 17:10 対角線魚眼 左が南で右が北
17:32 鈴鹿市 北西
たくさんのレンズ雲
18:01 桑名市 南東
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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