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2010年 3月10日 (水)
 

「大きく長い積雲とずきん雲など」 (桑名市 夕方)

 
     上の4枚の写真のうち、1枚目は桑名市に覆いかぶさるように生じていた長く(見かけ上)大きな雲。
     撮影を始めたときには少し小さくなって、東の空に見えていました。同時に、西の空では鈴鹿山脈
    に沿って長い積雲が生じていました(のこり3枚の写真)。その雲頂付近にはずきん雲があちこちに
    生まれては形をすぐに変化させ、中には塔状に発達して下から蒸発し、雲の本体から切り離される
    ものもありました。4枚目の写真を撮影したときにはもうかなり暗くなっており、写真によって細部の
    様子を確認することができました。
     さて、こうした迫力ある雲が作られた気象状況は、というと、南岸にあった低気圧が急発達して
    三陸沖に達し、強い西高東低気圧配置になったこと。そして、9時には朝鮮半島にあった寒冷渦が
    夕方には中国地方に接近しています。桑名市でも22時すぎに雨が降ったりし始めており、この寒気
    のために今夜は降雪があるかも。
     
    
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8:06 南南東 50mm
層積雲
8:06 西 50mm
11:18 東 積雲 50mm 13:57 南 50mm
17:34 東 50mm 18mm 巨大な積雲 ともに18mm 左が北 右が南
17:35 西 18mm 西 150mm 17:44 北 26mm 高積雲 17:47 東 18mm
17:48 西 24mm
鈴鹿山脈に沿う長い雲
17:49 150mm 北西 18:01 西 112mm 18:02 西 105mm
18:05 西 50mm 18:06 西 105mm 18:08 西 50mm 180mm
18:09 西 50mm 150mm 18:09 西 50mm 150mm
18:11 西 50mm 18:17 北東 50mm 18:19 西 50mm 18:20 東 50mm
18:27 西 18mm 18:34 西 50mm
気象庁・東京大・高知大提供のひまわり可視画像 16時
500hPa(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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