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2010年 4月2日 (金)

「寒冷前線通過後のレンズ雲・つるし雲」 (桑名市 朝)

 
     明け方に寒冷前線が通過して、朝の晴れてゆくっ空にたくさんのレンズ雲があらわれました!
     これは、強い北西風が鈴鹿山脈や養老山系を超えるときに、その上空にまで上下方向の波動を
    生むことが原因です。レンズ雲というのは雲を形で分類した「種」のひとつで、その名のとおり、凸
    レンズのような形をしています。また、レンズ雲が層状に積み重なったようなものは一般につるし雲
    と呼ばれ、空につるしてあるかのように場所をかえないことが名前の由来です。(レンズ雲も場所を
    変えない性質があります。)
     三重県では昼頃から風が強くなり、関東では最瞬間風速が30mを記録するところなどもありました。
     夕方の空にも高積雲のレンズ雲のほか、高積雲の雲頂が強い風に流されたような巻雲や、巻積雲
    なども見られました。
     
    
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朝 西
南西
北東 17:21 レンズ雲に彩雲 高積雲の尾流雲
巻雲 細長いレンズ雲 巻積雲
500hPa(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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