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2010年 6月30日 (水)

    「スペクトルの壮観−環水平アーク−」  (桑名市 昼 24mm)

 
     「水平虹」とも呼ばれる「環水平アーク」。太陽から約46°下方に、地平線に沿うように輝く
    スペクトルです。撮影レンズは24mmで左右方向に74°の画角があるのですが、それをはみ出
    るような伸び方。(理論的には地平角で120°くらいにまで広がって見える可能性があります。)
     巻層雲の氷晶の90°面での光の屈折におけるプリズム効果で生じる現象で、太陽高度が58°
    以上のときしか見られません。つまり、夏の昼間に特有の現象ともいえます。
     今日のような明るい環水平アークはその鮮やかな色彩もすばらしいのですが、なんといっても
    これが長く伸びている様は壮観ですね。
     
    
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巻積雲の乳房雲 雄大積雲か積乱雲
朱に染まる高積雲
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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