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2010年 12月2日 (木)

「層積雲の波状雲/塔状雲」 (桑名市 朝/夕)

 
     今朝、すばらしい「層積雲の波状雲」があらわれました。出勤してきた同僚が、『見たこともない
    すごい雲が出ていて、カメラを持っていたら撮影したかった。』と言ったほど。(撮影した写真を見て
    もらったら、二度おどろいていましたが・・・
     この波状雲は鈴鹿山脈の高さとほぼ同じ(約1000m)で、ひまわり可視画像でもその全体像が
    わかります。これを見ると、鈴鹿山脈を越えた風によって作られているようです。
     昼にはよく似た雲の隙間が大きくなり、塔状雲になっているようす。
     おもしろいことに夕方には、ほぼ反対の南東方向から層積雲がやってきました。最初は、かなり
    薄くて層雲といえる状態から始まり、10分もたつと対流性の部分がぐんぐんと持ち上がって、層積雲
    の塔状雲に変化していきました。
     九州の西にある温帯低気圧はこのあと急発達する見込みで、明日は温暖前線・寒冷前線が通過
    してたいへんな天気になりそうです。
    
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朝 西 西からすばらしい層積雲の波状雲
層積雲の塔状雲 巻雲の房状雲
夕方 層雲→層積雲へ
層積雲の塔状雲
500hPa(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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