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2011年 3月12日 (土)

「22°ハロ/タンジェントアーク/太陽柱」 (桑名市 昼/夕方)

 
     移動性高気圧におおわれておだやかで暖かい日。朝はまだ、冷たい空気が残っていましたが、
    日射しによって、ソフトボールを楽しむ子どもたちは、さわやかな汗をかいていました。
     ソフトボールに集まった子どもたちは、新聞のテレビ欄がまっしろだったことなどを話し、震災の
    地方から離れた場所に住みながらも災害の重要性を受け止めていました。練習前に黙祷をささげ
    ている姿もずっと心に残ることなのかもしれません。
     空には巻層雲があらわれ、日中は22°ハロ(内暈)。これをつくる氷晶は、六角柱の高さが底面の
    直径に近く、いろいろな角度の姿勢で氷晶が浮かんでいることを示しています。
     また、夕方にはタンジェントアークが顕著になりました。これは、鉛筆のような氷晶が多いことを
    示しています。さらに、氷晶の水平面が光を反射してできる太陽柱を伴いながら陽が沈んでゆくのを
    見ながら、やはり震災にあわれた人々がどんな気持ちで夜を迎えようとしているのかを考えずには
    いられませんでした。
     
    
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桑名市 昼 22°ハロ(内暈)
17:10 タンジェントアーク 太陽柱
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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