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2011年 4月3日 (日)

「太陽高度60°の外接ハロ」 (桑名市 11:41)

 
     上部タンジェントアーク・パリーアークと下部タンジェントアークは、太陽高度が高くなると、つながって
    楕円のような形のハロとなり、これを外接ハロといいます。文字どおり、円形の22°ハロに外接するわけ
    ですが、22°ハロが存在せず、外接ハロだけが見られることがあります。今日のもこのパターンで、鉛筆
    形の氷晶の分布割合が大きいのだろうと推測することができます。また、この「外接ハロのみ」という現象
    を写真で記録しておく場合には、上の写真のように、画面中央に太陽を入れておくことが必要。なぜなら
    太陽を中心でない位置で写すと、レンズ固有の歪みで円形のハロでもゆがんでしまうからです。
     そのほか、朝の空は、乱層雲になりかけの不気味な雲底の雲が見られたり、夕方はきれうな波状雲が
    見られました。
     
    
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7:37 西 7:39 西 8:29 西 11:05 タンジェントアーク
     山脈に沿う長いつるし雲と高層雲が一体となっている
乱層雲に近い状態で、蜂の巣状構造も見られた。
 
外接ハロ 太陽高度は59.8° 亀山市 16:53 亀山市 18:07
外接ハロは、上部・下部の
タンジェントアークがつながったもの
夕方には、波状雲がすばらしかった。
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

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