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「春の夜明けに夏の銀河/層雲の波状雲」 (紀伊長島) |
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高気圧のど真ん中。寝る前にあまりにきれいな星空を見て、どうしても夏の銀河を見たくなり ました。三重県で最も銀河がきれいに見えるのは、熊野灘に面した地域。ここでは、南側には 船舶以外の人工光がないためです。また、夏の銀河は夏に見れば?とも思いますが、案外、 夏場はヘイズがかかって透明度が低いので、むしろ春の夜明け前が最もきれいだと思ってい ます。 さて、思い立って準備したのは、次のとおり。 ・カメラ(D700)+レンズ(24mm1.4、50mm1.4、85mm1.4、180mm1.4)+リモートコード+三脚 ・追尾撮影用赤道儀(タカハシP2型) 単一乾電池はこの頃売られてないので古いのを探し出しました。電池ボックスも割れていた ので急遽修理。 ・そのほか防寒着やミニマグライト 午前2時頃に紀伊長島に到着。南の開けた海岸を見つけて、銀河の絶景に圧倒されました。 あとから気づいた意外な問題は北極星が見えていないこと! 赤道儀の極軸あわせができな いのです。ここはリアス式海岸で、海から急に切り立った地形になっているためです。北極星が 見えないまま追尾撮影を試みたところ、やはりだめ。 海岸沿いにうろうろしてみると、端の方で ぎりぎり北極星が見えてようやく本格的に撮影をスタートできました。 空の暗い場所で銀河を見て思うことはいつも同じ。 自分が銀河系の中に住んでいることを 強く実感できるのです。地球の重力からくる平衡感覚から解き放たれて、宇宙の中の自分という 存在を意識する・・・・これはとても貴重な宇宙体験なのです。 |
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3:11 24mm | 3:57 85mm | 4:09 50mm | 4:24 180mm | |
層雲の半透明雲 | 6:30 大樹町 | |||
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成) | ||||