4月のカレンダーへ
2011年 4月21日 (木)

「太陽が”分身の術”−『幻日』−」 (津市 16:24)

 
     昼頃から、広い範囲で明るい内暈(22°ハロ)が見られる巻層雲。仕事で桑名から津へ向かった
    のですが、ずっとハロが見えていました。
     夕方、仕事の休憩時に空を見ると、強烈な光を放つ幻日(げんじつ)! 六角板形状の氷晶を通る
    太陽光の屈折・分散によって見られる輝きです。『幻日』という名の由来は、太陽と同じ高度に並んで
    太陽が2つ(あるいは両側に見えたら3つ)あるように見えることにあります。もちろん、本物の太陽が
    いちばん明るいのですが、今日の幻日くらいの明るさになると、ほんとうに太陽の数が増えたように
    感じてもおかしくないほどになります。
     そして、夜の空には、わりと高い雲にきれいな波状構造が生じていました。
     
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
桑名市 昼 内暈 津市 16:24
もうひとつ太陽が
あるみたい
タンジェントアーク
と幻日
桑名市 22:41
地上(気象庁・東京大・高知大提供のひまわり赤外画像と気象庁・メテオプラネット提供の天気図を合成)
 

前日へ

翌日へ