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Alaska2011年12月29日(木)
 
 

「飛行機から見る向日・向日光柱、層雲の波状雲など」

 
     アラスカとの往復で飛行機に乗っている長い長い時間は、雲を見ながら過ごしました。
     往路と復路をひっくるめて、時間順もちょっと無視して、主な雲や景色をまとめました。

     <雲の中の氷晶がつくる大気光学現象>
       ・
幻日と映幻日のカーブが交差しているすばらしい現象を見ました! 飛行機の向きが
       もう少し右に振ってくれていたらすごい写真が撮れたはず・・・・・(残念)
        ちなみに、太陽が氷晶の水平面で鏡のように反射しているのが映日で、それを光源と
       する幻日が映幻日です。
       ・太陽と反対側の点を「向日点」といいます。向日点付近にはかなり不思議なアークが
       たくさん存在します。地上からだとふつうは向日点の地平高度が0°以上にはならない
       わけですが、飛行機からだと、下方に向日点を見ることができます。
光輪(中央に自身の
       影ができていたらブロッケン現象)を期待していて、これは見ました。その後、向日点付近を
       ずっと眺めていたら、ぼんやりした光が飛行機についてくることに気づきました、これが
       「
向日」です。ときどき、これは鉛直方向に伸びた形となり、これが「向日光柱」です。
       (いちばん上の写真)
       ちなみに、これらの光は、氷晶の90°面で2回反射する太陽光がまっすぐもどってくる
       ことが原因です。

     <いろいろな雲たち>
       ずきん雲やベール雲を上から眺める景色もすばらしかった!
       アラスカの山岳地帯に発生する層雲に、大規模な波状雲も!
       
層雲の波状雲は地上ではなかなかお目にかかれず、これも感動!でした。

     
    
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ >
ベール雲 幻日 この直前
幻日と映幻日が
セットだった!
アラスカの川の
蛇行
氷河地形
層雲 層雲の波状雲 飛行機の影
向日のまわりに光輪 向日と向日光柱
アラスカの山岳地帯
上から見る
飛行機雲
飛行機から300mm望遠レンズで撮影した雲たち
 
 
 

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