12月のカレンダーへ | ||||
「飛行機から見る向日・向日光柱、層雲の波状雲など」 |
||||
アラスカとの往復で飛行機に乗っている長い長い時間は、雲を見ながら過ごしました。 往路と復路をひっくるめて、時間順もちょっと無視して、主な雲や景色をまとめました。 <雲の中の氷晶がつくる大気光学現象> ・幻日と映幻日のカーブが交差しているすばらしい現象を見ました! 飛行機の向きが もう少し右に振ってくれていたらすごい写真が撮れたはず・・・・・(残念) ちなみに、太陽が氷晶の水平面で鏡のように反射しているのが映日で、それを光源と する幻日が映幻日です。 ・太陽と反対側の点を「向日点」といいます。向日点付近にはかなり不思議なアークが たくさん存在します。地上からだとふつうは向日点の地平高度が0°以上にはならない わけですが、飛行機からだと、下方に向日点を見ることができます。光輪(中央に自身の 影ができていたらブロッケン現象)を期待していて、これは見ました。その後、向日点付近を ずっと眺めていたら、ぼんやりした光が飛行機についてくることに気づきました、これが 「向日」です。ときどき、これは鉛直方向に伸びた形となり、これが「向日光柱」です。 (いちばん上の写真) ちなみに、これらの光は、氷晶の90°面で2回反射する太陽光がまっすぐもどってくる ことが原因です。 <いろいろな雲たち> ずきん雲やベール雲を上から眺める景色もすばらしかった! アラスカの山岳地帯に発生する層雲に、大規模な波状雲も! 層雲の波状雲は地上ではなかなかお目にかかれず、これも感動!でした。 |
||||
< ↓ 画像をクリックして拡大 ↓ > | ||||
ベール雲 | 幻日 この直前 幻日と映幻日が セットだった! |
アラスカの川の 蛇行 |
氷河地形 | |
層雲 | 層雲の波状雲 | 飛行機の影 | ||
向日のまわりに光輪 | 向日と向日光柱 | |||
アラスカの山岳地帯 | ||||
上から見る 飛行機雲 |
||||
飛行機から300mm望遠レンズで撮影した雲たち | ||||